白神共生機構の3つの活動

  • 〔森〕の活動…荒れる森を整備したい!
  • 〔村〕の活動…人を守りたい!
  • 〔繋ぐ〕活動…皆様に伝えたい!

世界遺産・白神山地は、自然の遷移のままにこれを見守る形で保全することが決定されています。しかし、その周辺の自然環境の変化によって、当然のことながら自然遺産地域も大きな影響を受けます。白神山地周辺は多くの山林が取り囲んでおり、それらが今、手をつけられずに荒れてしまっている状況です。

白神山地周辺の山林を、実際に守ってきたのは、その周辺の山村の人たちです。しかしながら、その人たちが暮らす村々がいま、過疎化・高齢化のために、十分な生活協同を維持することに不安を覚え始めているのが実情です。いわゆる限界集落の問題です。

多くの皆さんが、白神の森とそれをとりまく人々に、多くの支援を行いたいと考えていると思います。しかしながら、何をしてよいのかわからないというのが現実です。また白神の森や、人々とふれあいたい、そういう人も多いと思います。テレビや新聞で伝え聞いたり、あるいはただ旅行で訪れたりするだけでは、現場で何が起こっているのかわからない。

白神共生機構では、これら、山林を取り巻く山の村々の将来について、村の人々とともに話し合い、再生・維持の道筋を開発していく活動を行っています。またホームページやEメールを通じて、白神山地周辺の情報を具体的に発信していきます。

これまでの主な活動内容

白神山地フィールドワーク

白神山地周辺・過疎化限界集落 再生プロジェクト

  • 【平成20年 10月】 鰺ヶ沢町深谷地区での協力支援
    (調査協力、活性化協議会設立支援、モニターツアーの開催など)
  • 【平成21年 3月】 シンポジウム「ふるさとがなくなる?」の開催
    (場所:弘前市立観光館、弘前大学との共催)

白神山地周辺の人工林再生と活用方法に関する研究

  • 【平成19年 7月】 水源地となっている林野調査